目標達成は簡単そうだからではなく、難しいからこそ追求しよう! 大失敗を恐れない者だけが、偉大な事を成し遂げる。

2012年11月14日水曜日

2012年日本旅行日記・その18

日本にいるのはあと数日。会いたい人と大体会ってきて、美味しい料理を食べて、面白くて興味深くて愉快な話もしてきた。ここ2週間でも多分充分に報告した様に、色んな新しい体験ができて、最近の動きも知ってきた。インターネットの時代ではそれは本当は簡単に保てるはずなんだけど、どうやらドイツに帰って1~2週間後になったら、またドイツの現実に囲まれて、それでも手一杯になって、もう一つの国のあらゆる現象を掴み続けたいほどずっと掴み続けられないという、どうしようもない悔しい心境に落ちる。

毎回毎回、日本語の勉強の「あそこ」にもっと力を入れよう(今回の例:擬声語、擬態語、擬音語)と思っても、数ヶ月それはできても、次の旅行までにそれを保つのに耐久性が足りないという感じがする。前回、つまり去年の悩みは「慣用句」だった。というか、慣用句とその語源。みんな、ドイツ人も日本人も自分が話している日常会話の中で、気が付かずに実はいっぱい慣用句を使っている。あったりまえの様にそれは相手に通じると思うだろうけど、いくら「油を売ってきたのさ・・」と何気なく言っても、相手(外人又は慣用句の詳しくない日本の若者)はそれを必ずしも分かるとは限らない。これをここ数年間で凄く意識してきたから、去年「日本語の慣用句辞典」を買った。そして、去年の9月に日本から戻ってきた翌日から、その辞典の中から毎日一個の慣用句を拾って、わざわざその為に買ってきたノートにその慣用句自身とその語源についての解説を手書きで書き込んだ。そして、それは半年ぐらい毎日やった。前の記事でも書いた様に、僕はよく形から入る者であるから、上記のノートを特別な物にしようと思って、僕が住んでいる近辺に気に入る物を見つからなかったから、折角オランダまで行って、買ってきたんだよ~。オランダの国境までは50キロで、車で25分で行けちゃうから便利。前もあそこの文房具屋で中国語の勉強の為にノートを買ったことがあったから、それを思い出して再現したという感じね。ところで、勉強の対象になる物をただ読んで、覚えようとするだけでなく、同時にそれを書き込むというのは何よりも効果的な習い方として発見した。メール、ユーチューブのコメントに対しての返事、日本のフリーライターのための原稿または下書き作成やブログを書くことのお陰で、日本語の文章を書く速さは最近ドイツ語と大した変わらなくなった、実に。でも、習っている事を手書きで書き込むというのは二つ以上の面で有意義だった。一つは(多分)それでその対象物自身を覚えることで、もう一つは、手書きのお陰でわざわざ一旦勉強した漢字、そして勿論仮名に再度で徹底的に、心底から巡り合うこと。画数、書き順、部首、熟語などなど。現代の日本人もそうだと思うけど、朝から晩までパソコンばっかりを使ったら、手書きがかなり忘れちゃうよね。活字でどこかに書いてあるのを見たら当然読める、パソコンで自分で書いても、候補の中から正しいのを選んで大体正しく打てる。ところが、パソコンで気軽に書いた文章の全てを手書きで書いてみてと言われたら、自信持って書けるかな、皆さん。憂鬱に陥る、鰤に醤油をかける、一所懸命勉強しているの、それとも一生懸命、どっち?パソコンは便利だね、本当に。ただ、自分で手書きで書けたらもっと気持ちいいから、できたら手書きも保ちたいね。

ところで、威張って、憂鬱の鬱を書けるよって日本人の前で主張したことあるけど、1ヶ月経って、使わなかったから、手書き忘れちゃったね。日本語の頂点に立つ事は一生無理。だけど、それはそれで・・・・なによりも魅力的!!

3 件のコメント:

  1. いつも楽しみに読ませていただいています。たしかに、慣用句とか、擬音はむずかしいですね。僕は、こちらに来て、ドイツ語に苦労しています。でもそれは、多くの日本人が言う、der/die/dasの区別や、語順のルール(例えば、sieht.....ausみたいなやつとか)ではなくて、表現の仕方に関してです。文法は、どんなに複雑でも本に書かれているから、そんなに苦労はしません。表現…。そうそう、例えば、少し前にYoutubeで紹介されていた、電話の相手に対する「Mit wem spreche ich, bitte?」っていう文章。それ、むかし、ドイツ人に言われて、「何でこんなおかしなこと質問するのだろう?」って思いつつ、「Natuerlich mit mir.」って答えちゃったんですよね。文脈を考えればわかるようなことなんですけど、慣れない外国語でしゃべっている緊張感から、常識的思考ができなくなってしまったのですね。あと、そうそう、「Um eine umgehende Antwort wird gebeten.」っていうやつ。自分が何かを頼まれていることに、ぜんぜん気づきませんでした。「へ~、誰かが返事するのを待っているんだな~、この人」って他人事のように思ってしまいました。

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  2. 慣用句って本当に独特ですね。ドイツ語のそれも
    そうとう難しく、今でも???ってなってしまう時があります。

    ドイツ語の慣用句をそのまま訳して英語にしてスピーチ
    してしまいイギリス人にポカーンとされる場合なんて
    いうのもあるみたいですね。
    あの、某外務大臣のWさんとか、某ェッテインガーさんとか
    周りの人をひやひやさせてくれる紳士ですよね。

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  3. タバコに関して一言、昔、イギリスの兵隊は葉巻が支給されていたので病気にならなかったが、ドイツ軍はタバコを支給せず、病気で弱ったという話があるのでは、、、、タバコはもう一度考え直したほうが良い。すいすぎが悪いというだけではないのか。

      自分は中学生くらいになったら、大人の真似をしてすう位でちょうど良いと思う。

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