沈没寸前？ こんな待遇で誰だってドイツに来たくなる

昨日の記事で仄めかした様にドイツで政治亡命者として認定された人は仕事を見つけなければ、全くドイツ人と同じ程度の社会福祉援助を受けることになる。行政はそうしなければ、憲法裁判所の命令に背くことになり、厳しい制裁を受け得る。つまり、ドイツ人の待遇と違った待遇は一切許されない、この国では・・・。

ドイツの社会福祉は正に楽園の様な話。一般常識を持っているいる人誰だってそう思うだろう。良すぎるから、多くの人は、働くよりも社会福祉で生きた方が楽だと思い、この社会保障制度のメリットを極限まで悪用する。さて、想像しにくいだろうからもう少し詳細を説明しよう。

難民の場合、具体的にこうなる。

• 住まいの家賃は市が払う。
• 家族一人当たり約５万円を社会福祉の生活費として更にもらう
• テレビ、洗濯機、コンロとその他、「人間的な生活を送るのに不可欠な」電気製品が壊れたら、市が無料で代替えの物を調達してくれる
• 700時間のドイツ語の授業を含めての社会「統合コース」に無料で参加ができる
• それに、子供一人当たりに３万円近くの子供手当が出る。そこで注目すべき事で、ドイツは世界一アホな国だから、難民が実際に連れてきた子供の為に子供手当が出るだけじゃなくて、その難民が本国に「残してきた」と主張する子供の為にも子供手当が出る
• ドイツで（州によって）大学を含めてまで教育は無料だから、学費もかからない
• 医療費もただ。ドイツ人と同じく、法廷健康保険のカードをもらって、病院に行く時にそのカードを提出し、自己負担無しで治療を受けられる。
• 楽園の頂点として忘れてはいけないのは、上記の手当ての受領には制限がない。例えば10年間失業したら、10年間上記の援助が出る・・・。

このカードを提出したら、自己負担無しで病院で治療を受けられる、無論難民でも。
考えられない事実だが、政治亡命申請が却下された後の次のステップは通常だと強制送還通と思われるが、
人情的な理由でドイツに一応残ってもいいことになっている難民もみんな上記に近い様な待遇を受け続ける。

一瞬だけ話が脱線するが、一つの社会現象としてよく次の事が報道される。いわゆる「教育意欲から離れている階層」、つまり大体イスラム系の住民の間のアンケート調査ではよくこういう結果が目立つ。普通のドイツの男の子に「将来何になりたい？」と聞いたら多くが「消防士」、「警官」、「パイロット」という格好いい返事が返ってくるが、イスラム系の家族で育っている男の子に同じ質問をしたら答えが「社会福祉でやっていくつもりだぜ」というのが答えられる・・・。

難民に戻ると、中近東の家族には子供が多いというのがよく知られている。夫婦が３人の子供を連れてきて、本国に尚更２人を残してきたと主張すと、上記の箇条書きの計算はこうなる。ここにいる５人分の生活費として25万円を徴収する他に、5人分の子供手当として更に15万円近く貰う。家賃は気にしなくていいから、手取り40万円でかなり楽な生活ができる。そしてそれは結局何の努力もしないで貰う金額だ。下手すると本国では一所懸命働いても、ドイツでのこの「月収」は本国の年収すら上回るケースが多いと思われる。

挙句の果て、もう一つ大事な事は見逃しちゃいけない。上記の待遇を貰っている難民達はこの国で一度も、一円も税金も社会保険料も納めたことがない。低賃金で一生働いてきた、12万円ぐらいの年金で生活送っているドイツ人の年金生活者は上の計算の話を聞いてどう思うだろうかね。

とにかく、こういった家族を20万世帯分ドイツが養ったら、１年間で一兆円以上がかかる。ドイツは今年折角国家黒字になったのに、それは今みんな奴らに食われてしまう。税金を払いたくなくなるのが僕だけなんだろうか・・・。