目標達成は簡単そうだからではなく、難しいからこそ追求しよう! 大失敗を恐れない者だけが、偉大な事を成し遂げる。

2013年8月12日月曜日

自民党の「重点政策2012」に対してのエッセー、第三巻

三日前の第二巻に続いて、自民党の重点政策2012に対してのエッセーの、第三巻を発表します。

ここで一つ、読者の皆さんへ: 僕の見解の中には時々、大袈裟そうなものが入っていると思うかもしれないのですが、我々の生活ぶりにあんな影響を持っている政治家は、こういった様な挑発的な意見に対しての満足できそうな回答がなければ、政治家をやる資格がないと、西洋では思われている。納得できる回答がきたら、それ以上つつく必要はないが、そこまではとにかく容赦無く「針」を使い続ける・・・(笑)

教育を、取り戻す

   教育に関する、自民党の考えの最初の数行だけしか読まなくても、早速一つの特定な言い分が気になる。苦境を意識した上で、解決を考え出すのがとても大事で、良い事。これこそ我々一般人が政治界に期待することである、通常は・・・。但し、少なくても啓蒙思想の時代を体験してきたヨーロッパの国々には、自民党の考えに絶対適合しない理念がある。それは、日本の教育をまたどうしても「世界トップレベル」に上げたいということである。日本には、教育の面でも、他の面でも充分に沢山の問題がある。それらを克服する必要は勿論あるのだが、なぜわざわざ「世界トップレベル」になるのが必要なのだろうか。日本にいる日本人、個人個人は国が教育のレベルで世界何位になっているのかなどは多分どうでもいいと思う。
聞き飽きた、もう信じない、陳腐の「日曜日演説」の語句が多いのでは
    僕は日本の事を知ってから「受験戦争」という単語を習い、説明もしてもらった。名高い幼稚園に行かないと、評判のいい小学校に行けない。中学校、高等学校も同じ系統のものでないと、いい大学に入れないので、良い企業にも就職できない。これで幼稚園から定年までのルートが決まるというのを西洋の人に言ってみたら、日本の教育環境は地獄にしか思われない。世界何位に達成しているかを気にするよりも、この受験戦争の根本的な仕組みをどうにか緩和してもらいたい。結局の事、勉強の面では日本は既にトップのグループに入っている!!OECDが定期的に行う、何種類かの調査(PISA)で、日本は、韓国、そしてなぜかフィンランド等と一緒に、少なくても上位5位の中にに入っている。これでまだ気が済まないだろうか。僕は充分だと思っている。

   西洋から見れば、日本の教育問題は勉強不足とか怠慢ではなく、学生の個性の無さということである。ヨーロッパの音大には数多くの東アジアの学生がいるのだけれども、楽器を弾くのが上手だと思われる一方で、個性が足りないという判断が先生から出る事が多い。他の分野にこの事情を持って行ったら、日本人は世界の人々と接するにあたって、自己主張をもっと強化した方が絶対いいに違いない。教育の環境をもっと窮屈に増やすよりも、いわゆる「ソフトスキル」育成にメスを入れるべきであろう。

   但し、誰でもができそう、自民党のこの理想的な計画のリストアップをさておいて、当パンフレットの行間だけでなく、はっきり書いてあるから直接分かることのできる政策狙いもある。その狙いは非に、非常に反動的で、21世紀には一切合わない。その項目は「国の歴史や文化を尊重する態度を育む」という事である。はいっ?校庭でまた毎朝君が代を流す? 愛国主義を強化させる? 異国を軽視する事も含まれることになる? 特に後者は言い過ぎだとしても、ああいう政策で起きそうな雰囲気は2013年風な物ではなく、どうやら80年前の雰囲気が漂う。僕の日本は、あんな時代に戻って欲しくないと、叫びたくなる。植民地の時代が終わったと同じ様に、悪質愛国主義の時代も終わった!自分の国を愛する事自身は悪い訳ではないのだが、歴史の詳しい人は次のことを確信している: 共産主義の基で作った経済はどこでも成功した前例が無い。同じく、愛国主義を大事にしていた国の中には、その愛国主義は国家主義に変わらなかった前例もない!そして、国家主義の政策は必然的に戦争に至った。日本の国民はまた、そんな時代に戻りたがるのだろうか。それは、とてもとても信じがたい。

   自民党が求めている様に、日本の学校で使われている、特に歴史の教科書の内容を、(例え南京虐殺がなかったということを主張することによって)学生が「誇りの持てる」内容に変えたら、僕は日本の事をこれからも好意的に見続けられるかどうかは心配。歴史の事実は歴史の事実! スペイン・ポルトガルのせいで、アメリカの原住民はほぼ絶滅した。トルコは第一世界大戦の頃、2百万人ぐらいのアルメニア人を虐殺した。ドイツのせいで第一世界大戦だけでなく、第二次世界大戦も発生し、それは何千万人の死に至った他に、ドイツは収容所でとても残酷に6百万人のユダヤ人を殺す結果にもなった。ソ連のスターリンのせいでも何千万人、毛沢東のせいでも何千万人が死んだし、ベトナム、カンボジア等など、数多くの戦場で無数の、罪の無い人達が死んでしまった。それらの犯罪を起こした国々がその責任を担うしかない! 日本も! 嫌でも、南京虐殺とその他の戦犯を認めるしかない! 戦争が終わって68年経っている今でも、ドイツは毎年の様に、1月27日に、アウシュイツが占領軍に(!)解放された日の記念式典を国会で催す。毎年それってやる必要あるの?という声もあるが、ここだけが、日本はドイツから少し見習うべきだと思われる。

外交を、取り戻す

   皮肉無しでは、外交計画についての項目も読んでいられない。日本はこれからまるで、楽園になる?と聞きたくなる。みんなとの協力を強化し、平和への道を歩み、地域の安定を強化する。自衛隊をもっと重視し、海上保安庁をなすべき大きさに拡大し、隣国との問題を全面的に解決する等など、まるで自民党が日本を(彼らが思うには)「理想」の国に変えようとするつもりでいるという感じがする。でも、もしかして、自衛隊の強化計画さえ除けば、それらの項目は、どんな政党でもが政綱に書きそうな内容に過ぎないので、実は何の特性もない物なのではないかと、思われる。言い換えれば、誰もが理想として考えられる政策ばかりがここで並べられている。それに、西洋から見れば、それらの項目は陳腐な言葉、月並みな言い回しにあまりにも溢れ過ぎているとしか思えない。曖昧さのせいで、読めば読むほど、何を想像すればいいのかは分からない事も多い。それに、もう少しじっくり分析してみたら、恐ろしい事が思い浮かんでくる。
   一、「主張する外交を展開する」とパンフレットで求めているが、それは自己主張の強化を意味するのだろう。韓国、中国はそれを歓迎するかどうかは、何よりも疑わしい。 二、「官邸の指令搭機能を強化する」とも書いてあるが、これで、首相は軍に対して、将軍みたいな指令権を取り戻そうとしているつもりでいるのだろうか。読めば読むほど、怖い思い出が蘇るばかり・・・。 
   ところで、僕は自民党の政策計画を批判ばかりするつもりではない。北朝鮮との拉致問題の早期解決を支持する。もっと昔の時代だったら、あの様な事件は充分に、戦争のきっかけとなった。北朝鮮は中国やロシアにカバってもらわなければ、拉致問題でとっくに、武力の行使で罰せられてもおかしくなかった、拉致は絶対許せない!ただ、背後にあの二国があるので、新しい政府もそう簡単に解決への糸口は見つからない見通しがある。結局、民主党の政権が始まる随分前から、当時政権を握っていた自民党はその解決にもずっと失敗してきたから、今から突然は難しいだろう・・・。

続く・・・

     (次回は「安心を、取り戻す」という項目に対しての見解を発表する。



20 件のコメント:

  1. 私の子供たち3人は、学校で日本の国家を教わらなかったです。

    こどもたちに国家を教えない教育は、変なきょういくではないでしょうか?

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  2. 国家ではなく、国歌 の誤植です。

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    1. 僕が批判しているのは、日本全体、日本人、日本国民ではなく、ただ単に自民党の政綱や政策です。あまりにも現実性に欠け過ぎており、選挙権を持っている人を馬鹿にしようとするとしか思えないです。この根本的な違いを分かってください。

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    4. ロルちゃんの言うとおり国民は完全に馬鹿にされているのです。日本の政治家にも資本家にもアメリカにも。残念なことですがこれに異を唱える人はいないでしょう。そう、自他ともに認めちゃっています。

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    5. アメリカは戦争を常に欲しているのでアジアは緊張状態にしておく必要があるのです。そうすればバンバン武器を売りつけてバンバン儲けられます。日本はアメリカには逆らえないので言われるままに莫大な金を貢いで軍備拡張を続けて今では世界に冠たる軍事大国です。
      それでは飽き足らず戦争をさせるでしょう。いつものお得意のやり方、でっちあげで。日本の領海内で米艦を海上で自爆させて中国のせいにすればいいだけです。
      日本政府は米国の仕掛ける戦争ならいつでも即座に支持します。
      ただしアメリカ兵は本国からは来ないでしょう。けしかけるだけ。
      米国民の理解は到底得られないし無駄な出費もしたくないから。
      それで東アジア全体が戦火にまみれればアメリカは大満足です。
      特需で潤ったのち、最後に平和の使者としてやってきて東アジア全体に自由貿易という名の略奪の手はずを整え、すべてを奪えばいいのです。いつもやっていることです。
      自民党はその準備をせっせとしているわけです。
      というのはあくまで私の馬鹿げた解釈。そうならないことを願いますが。


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  5. Kugamuraさんの正しい指摘で、僕が文章の中で間違えた見解を削除しました。但し、自民党のあの項目についての書き方は、今でも紛らわしいと思います。Kugamuraさんもご自分であのパンフレットの中でのあの項目を読んでみてください。もしかして、僕の勘違いを少し理解できるようになるのではにかと思います。

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  7. # 日本人の凄さ #

     日本人の凄さに関して、「中」という字を用いて、解説するね。

    1、「中」と言う字は、音読みでチュウと読むね。音読みは中国語や外国語の発音を真似したものだ。中国語のチュンを真似たんだね。

    2、所が、日本語には、音読みだけでは済まない、「訓読み」がある、これは、日本語の意味だよ。なかと読むね。

    3、結論w:日本語は音読みと訓読みでバイリンガルなんだよ。シナ人朝鮮人はいくら頑張っても、音読みしかないの。

     だから、日本人はバイリンガルを通り越して、言葉が二倍あると言う事は、思考素子が二倍あるわけ、それで、シナ人朝鮮人と「似て非なるもの」になったんだよね。

     それがすごいのさ、原爆こそ先に造られたというだけで、後は日本の方が上。例えば、車は1000の部品に分解されるが、その各工程で細やかな事ができるから、レクサスやセルシオなんて車が出来るんだよ。

     ま、にほんじんというだけで、ほぼ「HYPER INTELLIGENCE」だね。俺の造語だよ。

     アメリカはコーラとハンバーガーしか作れんから、残る手は、日本の財産の上場企業の株主になるしかないでしょ。

     だから、わざと緊縮財政をやらせて、日本を弱らせよう、そのすきに下がった株を買いあさってきたんでしょ。

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  8. 更には、精神文化も世界に例があるのかな?

     思考素子が二倍あるから、覚悟が決まりやすい。神風特別攻撃隊どころか、鎌倉時代から、切腹もやってる。礼儀正しさ、作法もここから細かくなったんだよ。

     特攻隊もね、ゼロ戦は1000馬力だから、250キロ爆弾しか、搭載できない。しかし、空母を大破させるには500キロ爆弾が必要だ。

     せめて、出撃機全てが、2000馬力の紫電改や疾風なら、500キロ爆弾が搭載可能。
    フィリピン戦辺りでの手打ちもありえたんだよ。

     アメリカのニミッツ提督が沖縄戦で、1万人の死傷者が出て、もうこれ以上は持ちこたえられない、講和を考えてはどうか、と意見具申をしているんだよ。

     馬力が強いと、早いし、狙いづらくなるね。願わくは、1トン爆弾で、搭載機、乗員、鑑もろともに轟沈なら、正に武士の本懐、フィリピン戦辺りで講和、こんなに舐められる事はなかったね。

     勿論、バイリンガルなのは日本語だけ、シナ朝鮮人の名誉のために言っとくよ。

     東南アジアなど、日本が好きな国は日本語を公用語にすれば、日本人と同じ事が出来るよ。

     ま、ドイツ軍人も特攻隊なんか、出来んかったろうしね。日本人はGod Childだよ。

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    1. 8月15日14時17分にコメントした匿名さん宛て:
      個人的な攻撃、侮辱さえ止めてくれれば、あなたのコメントが削除されない。
      僕が攻めているのは、文章だけ、人間ではなく。
      読者にもそれに絞って欲しい。

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    2. ロルちゃん

      日本人は精神的に幼稚なので許してあげてください。

      侮辱した奴など哀れんでおけばいいのです。

      能力がないのに自尊心ばかり高い奴がインターネット上では多数です。

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  11. 日本には今いろいろな問題があります。自民党寄りの人間が日本人社会を取り戻そうとしているのは確かです。
    現在マスコミ・媒体は、本来の日本人たちではない人々にとても巧妙に運営されています。
    自分も知らない事がまだ多いですが、地道に調べています。
    ロルちゃんは、自分がもっとも敬愛するドイツ人です。物事の見方をYouTubeで教わっていると思います。
    なので、現在日本で何がおこり、どういった事をなおそうと必死になっているのかを調べてみてください。

    私は生粋の日本人ですが、現在本当に危機的であると思っています。

    でも、まだどうにかなると。

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  12. 南京虐殺についてはあったという証拠がないからこそ削除対象になっているのですよ。当時の南京の人口は約20万人だったようですが、中国政府の発表によると日本軍は約30万人を殺害したそうですね。どうやったら存在しない人を殺せるんでしょうか?別の町からわざわざ連れてきたんでしょうか??笑ってしまいますね。こんなものを教科書に載せられると思いますか?

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  13. ロルちゃん、南京本当にあると思ってたのか。
    実際に正しい史実をキチンと教える人間がいないのかも知れないが、少々落胆。

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