目標達成は簡単そうだからではなく、難しいからこそ追求しよう! 大失敗を恐れない者だけが、偉大な事を成し遂げる。

2015年7月9日木曜日

幸せな日本よ・・・

この記事をどう名乗ろうかのことですごく迷っていた。結局こんな重い話題には適切な見出しを見つけるのが何より難しいと思っていたからだ。最終的に上記のタイトルにした。なぜなら、いくら日本には地震、台風、原発事故による汚染、蒸し暑い夏(笑)、経済停滞、デフレ、少子化高齢化社会の問題があっても、今日ここで描く深刻な問題は日本になかなか寄ってこないからである。


日本の読者の見なさんよ。考えて下さい。日本の領土の何パーセントにしか人が住めないのか。それに伴う都市集中化のせいで不動産、住宅はどれだけ高いのか。建設に使える空地は日本でどれだけ少ないのか。こういう条件で突然外から一年ばかりで50万人の東アジア人ではない外国人が流出してきたら日本はどうなるのだろうかと、考えたことがありますか。ないですか?そうですね。考えなくていいだろうね。いつか北朝鮮が潰れても韓国が受け取ってくれるだろうし、受け取ってくれなくても、間に海があるから、日本まではあんな大量に来ないだろうね。

日本は本当に恵まれている。昔、日本に住んだ時に今でもまだ覚えている台詞の重要性は最近再び確認できた。「日本は島国だからね」、「日本は単一民族」とか。感情的に日本は実際の位置よりもどこかアメリカとヨーロッパの間に位置づけられた方がいいと思っている人が多いだろうが、世界の情勢を考えたら今はちょうどいいとほか思いようがない。ニュージーランド、ニュージーランドぐらいは日本より恵まれていると思う。あれだけ、世界の果てまで離れている国はないからね。でもそれは今日のテーマではない。

今年だけで、45~50万人の難民はドイツだけに流れてくる見通しがある。ヨーロッパ全体には100万人以上であろう。北アフリカからボートに乗ってイタリアかギリシャ(!)に到着する。それらのボート又は船は超古くて、明らかにあと一回ぐらいしか使えないと思われるばかりのものだから、少なからずそのボートは沈没し、乗客は溺れて死ぬというのがここ2~3年前からよくニュースで流れる。キリスト教のヨーロッパは勿論救急隊を北アフリカの海岸沿いに設置し、助けてくれる。でも、難民達はそこからアフリカに強制送還されるのではなく、大体イタリアの領土に連れて行かされる。因みに、イタリアはそれで大変な思いをしているが、難民達は少し落ち着いたら、イタリアは彼らに親切に「ドイツまでの道はあちらへ、どうぞ」、と伝えて「くれる」。

多くの場合、ああいう難民達は自分のパスポートを途中で捨てる。しかも希望の目的地に着いたら自分の国籍も隠す。どんなルートでやってきたのかも言わない。それぞれの理由でヨーロッパの行政は彼らをどこに送還すればいいかが分からなくて困る。それに、例えばリビアには「イスラム国家」とその他の無秩序状態のせいで難民をまた国に入れてくれる勢力がいない。あと難民のヨーロッパへの不法入国を高いお金で操っているマフィア組織も決して協力的な姿勢を示してくれないからね・・・。

地中海でまた難民のボートが沈没したら一番騒ぐのがドイツの左派。あんな非国民的な団体はほかにいるのが考えられない。難民がマフィアから借りたボートが老朽のせいで途中で沈没するのがヨーロッパ、特にドイツのせいだと左派が主張している。ヨーロッパの周りに国境という封建的な障壁があってはいけないと彼らはと言っている。ヨーロッパは国境を無くして、入りたいと思っている人をみんな無作為に入れなくてはならない政策を設けるべきだとドイツの「緑の党」や「左の党」が唱えている。あいつらに一票を入れる前に、自分だったら右手を切り取った方がいい!

今年だけでヨーロッパには100万人以上の難民がやってくる。北アフリカだけには全部で一千万人ぐらいは渡欧への一番いい機会を待っているだけ。北アフリカだけでなく、アフリカ全体、中近東、パキスタンやバングラデシュからすら難民があのルートで「欧州城」に入ろうとする。よりによってギリシャだけにも現在合計50万人の難民が滞っている。ギリシャはもうすぐ国家倒産が決まる中で自分の国民の生存確保でも十分精一杯なのに、あんな重荷も担ってはならないのであれば大変なことになる。
ギリシャの小さい島の空いているホテル(?)に泊まっている難民達

ギリシャの金銭問題はいつか解決せざるを得ない。ロシアとの対立はもう少し深刻になっても戦争にはならないかな。それよりも「イスラム国家」は問題。あれはもっともっと広がって、自分の行動(あちこち起きる自爆テロを含めて)をもっと拡張したら、西洋がいつかもしかして連合軍を組んで、抑制の為にもっと強硬な対策を講じるかもしれない。

但し、軍事力でそれを抑えても、難民の流出は止められない。
アフリカは負けた。石油所有国以外のイスラム世界も負けた。それぞれは子供を作るばかりで、絶対経済的に西洋に追いつかない。アフリカは世界の「ロスト・コンティネント」だと西洋でとっくに思われている。原料で紛争してばかりで、決して合法国家的な民主主義や経済制度の下で優雅な社会を作れない。よって、難民はこれからも大量に発生する。

難民がドイツに来る時に万遍なく全ての市町村に割り当てられる。どこか空いている元ユースホステル、ホテル、お城、ホームレス施設、学校、軍基地等々にはそれぞれの自治体が国の依頼で難民達を受け取らなくてはならないことになっている。ドイツ東部には所々反対運動が既に起きている。どこか、人口500人ぐらいしかいない村の元ロシア軍の基地には400人の難民が入れられることになった時に、僕が思うには当然原住民の声が大きく上がった。しかし言うまでもなく、ドイツ西部にはこんな反対の声は先ず上がらない。だって、難民を反対している人はみんなナチなんだろう?いやいや、ドイツ西部にはポリティカル・コレクトネスの圧力で難民流出への反対の声、ましてやその運動はタブーだ。というよりも、「難民が歓迎されているよ~」と見せかける為に、左派の皆さんは「難民大歓迎」と書いてあるプラカードを掲げて、賛成デモまで行進させてくれる。アフリカに残っている難民とその「渡欧斡旋組織」はそれをテレビで見たら、「ああ、やっぱりドイツ行こう」と思うほかないだろう、当然だ!でも左派はそれを平気に見ている。「だって、あなたの先祖は6百万人のユダヤ人を殺したんだろう?いい加減謝罪しな!」と彼らは答えるしかない・・・。要するに、(あくまでも左派の考えでは)ドイツはここ70年間で十分に謝罪、弁償や反省をしなかった変わりに、今はせめて大量に難民を受け取って、すかさず現地社会に融合させるべきだ、との事・・・・・・・・・・・・・。

こんな重複している問題への僕の解決策?
当然無い!
というか、ここで言える事ではない・・・。


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6 件のコメント:

  1. EUの行き場のない難民の収容所をギリシャにつくるのが一番の解決策(笑)
    ギリシャは難民を受け入れる見返りとして、債務返済の支援を受けられる。

    似たようなことをオーストラリアがナウルという太平洋の島国で行っている。
    オーストラリアにやってきた難民をナウルに作った難民収容所に送っており、
    オーストラリアは収容所の運営費用をすべて支払っている。
    (ナウルは難民収容所がなくなると国家財政が破綻する。)

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  2. 正直今までドイツは日本より、謝罪と賠償という点で優遇されていたためあまり同情できません(勿論同情してほしいために書いた記事ではないことは承知しています)。
    米英仏ソのみと結んだ条約で最終的に解決したというのは、あまりにも無理があります。またそれにも関わらず、日本が一方的に中朝から言いがかりをつけられている時に助けなかった国を助けたいと思えません。ちなみに日本は対日平和条約を締結していない国とは個別に平和条約を締結し、最終的に解決しています。
    他にも、トルコがアルメニアから謝罪と賠償を要求された時、なぜトルコを助けなかったのか不思議です。本当にトルコが虐殺したのか不明瞭な点があるにも関わらず、一方的にアルメニアと共に攻撃したのには驚きました。そもそもアルメニアはロシアの仲間で、歴史を利用し西側のトルコを攻撃しているというのは明白だったにも関わらず、なぜトルコを守らなかったのか。またドイツもカチンの森事件の濡れ衣を外国と協力して解決したにも関わらず、なぜ外国、中でも歴史的に仲間だったトルコに協力してあげないのか不思議です。
    これらの外交を見て、ドイツはロシア並みの一国主義外交をする国という目で見られたのではないかと思います。でなくては最近の反ドイツ世論の説明ができません。これから気を付けなくてはドイツは仲間がいなくなると思います。

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  3. 蒸し暑い夏(笑)って他人事のように言ってるし(笑)
    今日はとりわけ暑かったんですよ((泣)
    最近はヨーロッパも暑いみたいですけどね…

    日本は島国で単一民族でユーラシアの端にあるから難民も来ないし恵まれている
    確かにそう見ることも出来るかもしれない、でも裏を返せばそれは困った時に誰も助けを求められる人が周りにいないという事なんですよ・・・ただでさえ日本の周りは中国北朝鮮韓国ロシアとならず者国家だらけで海で隔てられているというのに
    本当に困った時はドイツのみならずヨーロッパなんて日本なんか助けてくれないし石炭石油LNGや電力を分けてくれる訳じゃないんだよ、まず物理的に不可能だし・・・独力でやるしかないんですよ・・・だから原発もガンガン建てちゃったんだよ
    今日も日本の各地ではガンガン冷房が回っている事でしょう・・・
    大陸の地続きな内陸国は難民や紛争など人間的な連鎖的な要因で困り大陸と隔絶された島国はエネルギーや食糧など孤立的な要因で困る・・・何処も簡単じゃないですね、第二次世界大戦からあんまり物事の根底は変わってないと思います

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  4. 前から思ってたけど、日本のネトウヨとそっくりですね。

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  5. 昨日、池上彰の番組でドイツを取り上げていた。ドイツでは、今年のアフリカ・中東からの難民申請者は、昨年の2倍、40万人に達する見込みだという。アイスランドの人口が33万人、ルクセンブルクの人口が56万人というから、ヨーロッパの一国の人口並の人々が流入することになる。ドイツではすでに人口の5%(400万人超)をイスラム系移民が占めているという。ロルちゃんがそれに危機感を持つのは至極まっとうであろう。ロルちゃんのことをネトウヨみたいだなんて言っているのは、能天気に過ぎる。まあ、日本人だからしゃあないかな。
    ドイツは建前やきれいごとを捨てないと、将来、移民との間でとてつもない軋轢、衝突を生じるのは容易に推測できる。

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  6. 島国だから、移民が入って来ないから、日本やNZが恵まれている? NZって移民だらけじゃないですか。移民率3割のスイスどころじゃないですよ。9割以上が移民とその子孫なんですから。
    白人を移民ではないと除外している時点で、白人中心主義者だと言われても仕方がないのではないでしょうか。
    この記事を読んで思うのは、ドイツの帝国主義時代の侵略の後始末をきっちりつけて、アメリカや南米(チリやアルゼンチン)の"ドイツ人"を引き取ってはいかがでしょうか、ということです。
    ドイツも移民が9割を越えて、首相や大統領もみんな非ドイツ系の人がなって、政府の閣僚にひとりもドイツ人が入っていない状況になれば泣き言を言える資格もでてくるんじゃないですかね。

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