目標達成は簡単そうだからではなく、難しいからこそ追求しよう! 大失敗を恐れない者だけが、偉大な事を成し遂げる。

2015年3月13日金曜日

シルダー市民のドジ

昔々・・・、中世のドイツには、今はもう存在していない、シルダーという小さい町があった。超田舎に位置づけられていたのに、ドイツ国民の殆どは彼らの事をよく知ってた。何で知られていたかというと、彼らは一律超馬鹿だと思われていたからだ。馬鹿というか、うすのろばかまぬけというか、とにかく彼らがやることには無意味な事が多くて、通常の常識ではなかなか掴みにくそうな行動ばかりをしていた。

或る日、或る馬鹿市民が自分の馬を馬車の前に縛りつけ、役立たずの大馬鹿セガレを乗せて、近くの町に移動した。着いた途端にそこの市民に声を掛けて、「良い先生」を訊ねた。


教えてもらったら、彼は近くの名高い学校に足を運んで、校長先生と面談をした。「貴方の学校はとても有名で評判がいいね」と師匠の顔を立ててくれた。「俺のセガレを教育して、利口にしてくれないか?上手くいったら、それなりの報酬を出してあげるよ~」と付け加えて、師匠の注目を引いた。師匠が無論シルダーのことを知っていたから最初は躊躇っていたが、熟慮した結果「じゃぁ、支払がよければチャンスを挙げようじゃないか」と思って、頷いた。「いいよ、どのぐらいの期間で息子さんをお預けしようと思っているでしょうか・・・」と訊いたのに対して、シルダーから来たそのお父さんは言った。「え~とね、今はお昼で、あちこち俺は買い物しなくてはならないので・・・、え~と、夕方の6時ぐらいまではどう・・・」とのこと。師匠は息を荒くしながらそれを聞いて答えた。「はい?高々の6時間で能無しを利口に換えるという事ですか?不可能だよこりゃ、少なくても1年は掛かるよ」!お父さんはこの発言を聞き、大きな声で独り言を放った。「そんなの時間の無駄だぜ。町に戻って、前みたいに畑で働いてもらった方がずっとましだ・・・」。

こういった様な話はいっぱいある。ある日、シルダーのど真ん中で完成した塔に建築家が窓を付けるのを忘れていたことが発見された。それに市民達が気が付いたら、みんなが家からバケツを持って、太陽の光を中に詰め込み、一所懸命塔に持って行き、中に光を注いだ・・・

それにもう一つ、今現在でもありそうな話。舞台は凄い田舎。一番近い高速道路までは50キロ以上もある。そこの二つの村(A村とB村)は道路で繋いでいる。
映像の真ん中に建設された橋の右にも左にも道路がないよ~
ある日、B村の村長は「A村とB村を繋いでいる道路の上に(上の映像で左から右へ行く)高速道路の橋を作ろう」と決めて、建設を依頼する。完成したところで、その橋の左にも右にも道路がなくて、ましてや高速道路すらない。言い換えれば、この橋は自分の大事な役割の一つ、道路と道路を繋ぐことさえ出来ない。繋げそうな道路は存在していないから・・・。

今現在のドイツでは、こういった様な馬鹿話、税金、時間や手間の無駄遣いは「シルダー市民のドジ」又は「悪戯」と言い、何とかとんでもない事情を訴える時に使われている。国会で演説をじっくり聞いたら、一日に一回ぐらいは誰か野党の議員が与党に対して必ずこの表現を使い、何らかの気に入っていない政策をこうやってけなす。たまにはドイツにも中世に由来している話が登場するんだなぁ、とその時に思う。

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2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    シルダーとはドイツ語でschilder? ネットで調べたら、たくさんきれいな意匠の看板?が出てきて、ドイツの街の歴史は綺麗ですごいなぁと改めて感心した次第です。

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