目標達成は簡単そうだからではなく、難しいからこそ追求しよう! 大失敗を恐れない者だけが、偉大な事を成し遂げる。

2013年7月14日日曜日

美しい国?



このブログだけでなく、フェースブック、ツイッター、ユーチューブへの投稿の全てが対象になる。全てのメール、チャット、電話、ビデオ、写真、ファイル、ファックス、インターネット検索や閲覧、カレンダーの投稿、送信、登録、みんな同じ。


その背景には積極的な協力をしてくれるのがマイクロソフト、グーグル、ヤフー、フェースブック、ユーチューブ、スカイプ、エイオーエル、アップル、ツイッターとその他の会社、全社(みんなの本国は?)! ご協力を依頼し、それを受け取っているのが、美しい国の国家安全保障局(エヌ・エス・エー)の皆さん。
え~と、ここまで気が付かなかった読者の皆さん:この文には皮肉の大注意報が必要!!!
3,4週間ぐらい前から、上記に関するスキャンダルが西洋で考えられないほどの波紋を広げているが、どうやら、日本であまりニュースになっていないらしい。ここでは、シリア、トルコ、エジプトで起きている動乱やクーデタよりも、毎日の様に第一トップニュースになっている。

以前、美しい国の国家安全保障局のコンピューター・スペシャリストを勤めていた「スノーデン」という人が自分の局のスパイ工作の範囲をもう見ていられなくなって、脱出後、香港にて、イギリスの新聞記者にそれを暴露した。あの局が美しい国の領土以外の世界各国の全てのコミュニケーションを登録している。田中さんの、アマゾンの(奥さんにばれたら困る)DVD注文も、小林さんの浮気相手とのメール文通も、後藤さんがバリ島で撮った写真も、ネットで何をやっても、あの局は登録し、ユーター州に建設中の史上最大の、何千億テラバイトも含めているサーバーセンターで保管している。

ハリウッド映画にはよくこういった様な場面が映る: 刑事が、明確に容疑者である人の住まいに盗聴器を設置したい事を地元の裁判官に申請をしてみたのに、容疑が不十分な理由で、最終的に裁判官に却下される。こういう問題はあの「エヌ・エス・エー」の連中には先ずない。彼らは最初から申請も何も構わなくて済んでいて、美しい国以外の国籍の人はみんな容疑者であるのを前提として、手当り次第、むやみに、容赦なく、執行猶予なし、無差別的に、世界中の、実に全てを記録する!

「日本とその他、西側(先進)諸国」(笑)の住民は民主主義、合法的で、人権の確保されている国に生きていると今まで思っていたのだが、それはどうなんだろうか。本題の件の規模を掴めば掴むほど、そうは思えなくなる。1990年位までにあった冷戦時代はある意味で簡単だった: こっちは良心的、民主主義的、自由、平和を求める側で、色は親しみの「青」。向こう(共産圏、ロシア)は、悪質で、独裁主義的、不自由、戦争を企てている、色は地獄の「赤」。そして、我々(青)の所にも秘密局があるが、それはあくまでも「赤」に対しての予防対策であり、我々罪のない人達には絶対害を与えようとしない機関であると、ずっ~と思い込んでいた。だが、これは大きな幻覚、錯覚だった。 

強制的に赤に属していた、当時の東ドイツの秘密局の行動や手段は実に酷かった。人口の1割以上は協力者であると最近明確になっていて、同僚同士だけでなく、夫婦同士でもスパイ工作があったというのも暴露された。自分の国から逃げないように、共産圏の国々の秘密局が夢でも見れないような手段を使ったから、共産圏が崩れた今では、もう二度とあんな強硬な制度がこの惑星にやってこないと確信していた(北朝鮮、白ロシアは別として)。でも、実は、あの時はもう頂点であると思っていたもの以上に、悪質な振る舞いを成し遂げてる機関が我々をみんな今こそ観察している。

12年前の同時多発テロ事件以来、美しい国には「愛国主義法」ができた。あの「せい」で、日本でも、ヨーロッパでも、みんながあいつらの命令で、入国する時に指紋も写真も撮られる。それは、例えドイツから日本に行く時でも有効な措置である、あいつらが絡んでいないのに・・・。ただ、読者の皆さんは知っていたでしょうか:あの「愛国主義法」ができてから、旅行者が美しい国自身に行こうとする時に、航空会社が乗客のメールアドレス、クレジットカード番号、飛行詳細とその他、お客さんに関連する情報を向こうの秘密局に告げなくてはならないことになった。豚肉を食べないと言うお客さんは注目されるというのはテロ事件以降、ある程度理解できるが、ドイツの飛行機に乗ってきたお客さんのクレジットカード番号は何の為に向こうは知りたがるだろうか。回答は一つだけ:向こうの関連機関がすべてのクレジットカード会社とも協定があって、入国する人には怪しい態度があるかどうかは、ここ数か月又は数年間の支払い態度で判断しようとする。

美しい国の被害妄想には限界がないと思われる。あいつらは今現在世界各国に圧力をかけている。スノーデン氏は国の史上最大規模の違法スパイ工作を暴露したから、本人をどうしても非国民の疑いで告訴したがっている。彼が、下手すると、あの告訴で死刑を受けることはないとは言えないので、今色んな国に政治亡命を申請している、ドイツにも。ただ、美しい国の弟子である西側諸国が勿論のことで、その政治亡命申請を承諾できる状態にいない。23年前のドイツ再統一以来、ドイツは完全に独立したとみんなが思ったが、今の様な危機になったら、その「独立」の本質を初めて把握できるようになるという感じがする。要するに、あれはいざとなったら、あまり価値がないということ・・・。

スノーデン氏はヨーロッパの他に南米の色んな国にも政治亡命申請を出した。第一候補はエクアドールやベネズエラ。彼は3週間前からモスクワの空港に閉じ込められていて、どこに安全に出発できるかで今迷っているところなので、美しい国に少しでも苛めを加えたいロシアのプティン大統領は今彼に臨時政治亡命を許してくれた。南米のどこに行けるかが決まったら、本人は近い内に南米に向かうだろうということで。ただ、美しい国は今どれだけナーバスになっているのかは今週の事件で分かった(それも日本であまりニュースにならなかったのでは・・・):(南米の一国である)ボリビアの大統領はちょうど今週ロシアへの訪問が終わった時に国に帰ろうと思って、モスクワで自分の飛行機に乗った。少し飛んだところで、突然イタリアやスペインの上空横断許可が取り消されて、大統領がオーストリアのウイーンで緊急着陸しなくてはならなくなった。なぜかというと、スノーデン氏はあの飛行機に乗っているかもしれないと、美しい国が推察していたから。ボリビアの大統領が勿論すごく怒っていて、南米各国が外交的な苦情を北の方に送った。でも彼らの立場も限られているから、文句を言ってもあまり効果がない。とにかく、13時間もウイーンの空港に閉じ込められていたボリビアの大統領(!)の飛行機が操作された結果、例の人は乗ってなかったから、美しい国の恥になるべき出来事になるはずなのに、あいつらは恥知らないから、それで話が終わった。言い換えれば、勝手な行動がそのまんま続く。

ところで、スノーデン氏は日本のヤフーニュースで「容疑者」と呼ばれる。日本報道陣よ!恥を知れ!彼は違法行動を暴露しただけで、通常の国の秘密を密告した訳ではない!違法を告げる人は犯人ではない。犯人は向こうの秘密局のみ! ということで、お願いだから、一回だけ少しガッツを持って、原因と効果を再び判断し、本人が実に人類の為に暴露してくれたことをもう少しありがたく思って下さい。

お気づきだと思いますが、今日の記事には国名と例の局の正式名称を書いていない。書いたら、早速スキャンされるから。それでも引っかかるだろうが、黙ってはいられない。

今日、ちらっと見つけた関連記事はこれ:
ご興味の際、もっと調べればいいと思います。我々みんなの自由に引っかかる問題だから。

読者の皆さんの中にはジョージ・オーウエル氏の千九百八十四年という本を読んだ方がいますか?読んだ記憶がなければ、是非読んでください! 今の状況は実にそれに近くなりつつあるので。怖い、本当に怖い・・・

7 件のコメント:

  1. Guten Tag.

    あれれ、もうシュピーカーオーグ島から戻ったのですか?
    日本は、暑くて灼熱地獄ですよ~。毎日、熱中症で何人死んだなんてニュースばっかりですよ。

    それにしても、「いや~、やっぱりあの島は美しくて疲れも癒されたよ」って記事になるのかと思っていたら、スノーデン氏の話題になるなんて予想もしていなかったです。
    危険ですよ。また荒れますよ、ここが。

    日本では、あまり報道されていないのか?
    勿論ですよ。
    あんまり騒ぐと美国様や無恥国様が怒るでしょう。
    そんなことはできませんよ、絶対に。
    日本の報道各紙、各局はみんなかの国々の顔色次第でどっちにでも転ぶとてもお利口な人達ですから。

    yamato


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  2. こんにちは
     
     「美しい国」とスノーデン氏に関する事も、まあ報道されていますが、トップニュースで連日連夜取り上げて・・・みたいなことはないですね。ドイツも大使館などでおもいっきり盗聴されてたみたいですね。(そんなスパイ活動は常識なのか!?)
     ドイツは日本と同じ第二次世界大戦の敗戦国ですが、諜報活動、インテリジェンスはドイツが遙かに優れていますよね。旧東ドイツの諜報能力を今に引き継いで云々・・・と聞いたことがあります。ここ数年の北アフリカ情勢の動向も、アメリカよりも早くに情報収集していたようですし。一般国民が知らぬだけで、各国の当局者の間ではスパイ活動は常識なので言い合いっこ無しで、というのがお約束だったんでしょうかね。それをスノーデン氏がひっくり返したと。まあそれにしても「美しい国」はやり過ぎですよね。

     ジョージ・オーウェルの1984は読みましたが、個人的には北朝鮮・中国・ソ連などの共産主義国家を想像して読んでおりました。ビッグブラザーはノーベル平和賞受賞のオバマだったんですかね(笑)オバマというか、「美国」という国家そのもの、といった感じでしょうか。
     正直なところ、美国が熱心に情報収集しているという事実も、平和ボケ(もはや死語か?)した日本ではピンときていない感があるんです。日本の報道各社がこの問題を力を入れて取り上げない事は、yamato氏がおっしゃるように、美国のお顔色のことも多分にあると思いますけど、それ以前に重大だと捉えていないんじゃないか?と思っています。

     最後にすいませんが、アイスランドから日本に来る予定だった鯨はどこにいったんでしょうか?(笑)ドイツの税関は結構滅茶苦茶だと思うんですよ。以前にも確か、日本の音楽家のバイオリンかなんかが没収されて、処理に大変な用力を費やしたとかで。ドイツが捕鯨反対の立場で、それは尊重に値しますが、事務処理は事務処理として適切に処理して欲しいものです。
     
     

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  3. こんにちは

    美しい国‥あぁ中国語で美国はアメリカでしたね。
    ん~日本は美国に頭が上がりませんからね‥この手の
    スキャンダルは最初だけ大きく報道して、後は尻すぼみ‥

    それか全くどうでもいいニュースで煙に巻くパターンばかりです。
    この前少しスノーデン氏の話題がTVでありましたが、美国で彼は
    国を危険に晒した悪人であるという報道をしつこく繰り返していました。
    日本のコメンテーターもそれに同調するばかりで、ご主人様には逆らえないようですね。

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  4. こんにちは

    あの「美しい国」の工作機関は日本でも少し前にネットで話題になっており
    ついに公式に認める日がきたかという感じです。(エシュロンって言ったかな?)

    ところでロルちゃんはEmmanuel Toddの「帝国以後」という本をご存じですか?
    「美しい国」が冷戦が終わったのに、なぜ意味のない戦争を仕掛けるのかが
    独自の切り口で書かれています。
    同盟国をないがしろにしていった結果どのような結末に至るのか、10年前の本なのに
    現在進行していることがそのまま書いてあるような「予言の書」みたいなものですw

    日本では政府として「美しい国」に強い抗議はしないでしょうが、それは別の「あの国」
    の存在があるからです。全くしょうがないものです。

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  5. アメリカはいつも他民族を勝手に敵だと思って破壊しますからね。
    日本は平和呆けで防諜意識が全然ないです。

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  6. @ いわゆる「NoldLand Wikinger Armeeteilung.Oberer TruppenKommandant. A.KESSELRING」さん!
    貴方がやっている事はスパムに近いです!
    貴方のせいで違う方は来なくなる恐れもあります。
    自分でブログを開いたらいかがでしょうか。
    僕から見れば、この場でこんな長い意見を書かなくても結構です。

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  7. スノーデンと直接は関係ないですが関連するといえばするのでちょこっとだけ。
    秘密保全法にたいして日弁連から反対声明が出ています。
    http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/himitsu_hozen_qa.pdf

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