目標達成は簡単そうだからではなく、難しいからこそ追求しよう! 大失敗を恐れない者だけが、偉大な事を成し遂げる。

2015年10月16日金曜日

新道徳テロ

実は、実は・・・、ここではもうこれ以上このテーマに触れるのをお終いにすると言ったが、なかなか無理だなぁと現実的に納得せざるを得なくなった。あまりにもいっぱいとんでもない、一般常識を超えることは毎日の様に起きるから。でも、初めに、今日の題名は一体何なのかを説こう。


今年9月13日に僕が出した記事「自己絶滅、念願の契機」には「ティーロ・サラツィーン」氏という人物の5年前の本を紹介した。彼はその間ユーロに関しての本も出版し、去年ここの記事と同名の本を市場に出した。「新道徳テロ、ドイツでの言論の自由の限界」。時間がないので、僕はまだ読む途中だが、5年前の「ドイツは自分の絶滅を図っている」という彼のベストセラーに対して起きたマスコミの嵐は主な趣旨になっている。


5年前に彼の本を興味津々、しかも激しく頷きながら読んだ人達にとって、「新道徳テロ」は二つの理由で念願の物である。

  • 一つ、著者は5年前から、今日までにかけて最低な形でずっと喝破されてきており、ファン達にとってはそれは耐えにくい現状である。最も面白いのは何かというと、著者は当時徹底的に批判されたことに対してどう答えているのか、どんな更なる反論を出すのかである。でも彼は批判されるだけで済まなかった。大幅に彼は中傷にも遭って、部分的にバディガード無しでは外へ出られなくなっていた。そして、彼とその本を貶していた人達の間にはどれだけの人が実は彼の本を読まなかったのか、それも面白い。どうやら、彼の本はある人に解釈されてから、多くのジャーナリストとかがただ単にその評価を自分の評価にも使って、尚更色々と付け加えただけの様だった。こういうゲームがあるんだよね。あたかも「伝言ゲーム」であるかの様に、続けば続くほど、益々内容が変わり、最後に思いがけないブルシットしか残らない・・・。そして、最悪、それはマスコミに広げられるから、最終的に群衆はそっちの方を信じる。
  • 二つ、彼がこの本で訴えている「言論の自由の限界」は多くの市民の悩み事になっているからだ。誰もが新ナチス党を設立したくないし、誰もがナチスの旗を持って歩きたくない。だが、例えば、この国ではイスラム系の男性の55%が中卒もせずに学校から出るという事実を表す時に「ナチ」、「右翼」、「人種差別者」等々と叫ばれる可能性は高いのであれば、それはおかしい他に、自分は生きていたい国だとは思わされなくする。言い換えれば、多くの人はこの事柄が同じ程度気になるというのが心強い。

事実すら言ってはいけなくなるというのは悪夢の様だ。ポリティカル・コレクトネス(PC)はどこまで及んでいるのか。ティーロ・サラツィーン氏は5年前の本でこう言った。イスラム系の移民の問題はその宗教から生まれる思想。男は上、女は従う。女は体を隠すべき、男は好きな事をやってもいい。子供の躾では男の子は人生の為に頭脳を鍛えるよりも、(ストリート・ファイトの為に)筋肉を鍛えればいい。こういう思想の人は早くイスラム系の国に帰ればいい。ここのドイツという先進国には合わない。


それって駄目なの?それも言っちゃいけない訳?あのね、ドイツの音大の大学生達の何パーセントは東アジア人だろう。50、60、70%?はっきりした数字は知らないが、ドイツの音大は中国人、韓国人や日本人に溢れている。そして彼らはそこにほぼ無料で通っている。両親はドイツに一円も税金収めたことないのに。でも、誰もがそれを訴えない。なぜだろう?なぜかしら?まあ、その東亜の音大生達は何ら問題も起こさないからだし、この社会を自分のいいように変えようとしないからなんじゃないの?反対に、イスラム系の大半の若者はどんな楽器を習っているか、どんな修士課程にいるか、どんな立派な社会貢献をしているのか?はい、彼らはドイツの正当防衛クラブの大半のメンバーを占めている。空手、ボクシング等々等々。それに、刑務所の大半もあいつら・・・。それって、懸念してはいけない訳?その懸念はたとえ大袈裟又は正しくなくても、言う権利はとにかく欲しい。自分の意見は間違っていれば誰かが論理的に指摘してくれればいい。そして、自分がもしかして納得する、か、納得せずに我を張るかも。それでもいい、喧嘩してもいいし、長いことでも。ただ、その前に、その手落ちや喧嘩の権利はとにかく譲って欲しい。どうしても・・・。それは結局、言論の自由なんじゃないか。


ところで、また難民の話になるが、僕は一度メルケル首相に聞いてみたい事に関して、この間の記事でここで報告した。「何千人の侵略者が首相官邸を襲ってきたら、首相が警備隊にそれを武器を使うことによって止めさせようとするのか?」という事。結局、彼女の政策のせいで、そのいわゆる難民が国境を超える時に誰もが止めないだろう?そうなら、なぜ首相官邸への侵略は駄目なの?ということ。
実は、同じ様に考えている人達が増えてきている事が今週見つけた風刺の絵で分かった。
「我々は我が国を壁や有刺鉄線で自主閉鎖できないだろ?」
とメルケル首相は首相官邸から唱えている。
但し、自分の居場所の周りに正にそんな防衛措置が備えられている。
それは皮肉でなければ、何が皮肉だ!

ティーロ・サラツィーン氏やその他、事実を吐き出している人達を応援しよう!






9 件のコメント:

  1. ティーロ・サラツィーンさん、とても興味があります。論理的議論をすることが必要。ぜひ読んでみたいです。アマゾンで検索したけどなかった。残念。でも絶対読みたいので探します。彼の本を読んで理解するためにも、ドイツ語をもっと勉強します。

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  2. 日本語訳版はなかったけど、ドイツ語版はアマゾンにありました。1ヶ月くらいかかるようですが。それにしても「喝破」という言葉をドイツ人の方が書いていることに感動しました。

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  3. 信念を曲げない、そんなロルさんもまた応援していますよ。
    負けずに頑張ってください。
    ティーロ・サラツィーンさんの本、翻訳版があれば是非欲しいところですけどね・・。
    ドイツの現状のご報告をお待ちしています。

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  4. ザラツィンは5、6年にドイツのメディアで騒がれていましたね。
    メディアはほとんど批判的でしたが、全く常識的な正論を語ってるようにしかみえませんでした。
    その時、日本は民主党政権下の最悪の状態でしたし、日本のメディアと同様、ドイツのメディアも糞だなと思いました。
    ネットでのドイツ人の書き込みはザラツィン派も多く、国内で声にならない不満が相当鬱積しているなと感じたものです。

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  5. 日本ではメディアがミスリードして、日本の歴史教科書が書き換えられて右傾化したと騒いで国際問題になった事があったな。

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  6. >あのね、ドイツの音大の大学生達の何パーセントは東アジア人だろう。50、60、70%?はっき>りした数字は知らないが、ドイツの音大は中国人、韓国人や日本人に溢れている。

    え?そうなんですか?アジア人の多さに驚きっていうより、最近のドイツ人ってクラッシック音楽を聞きもしないし、演奏もしなくなったんですかね?もったいない・・という思いが先にたちます。

    あと、学費タダに惹かれてドイツの大学にやってくる外国人は別にアジア人だけでもないでしょう。欧米人、特に米国人も多いんじゃないですか。

    http://newsphere.jp/world-report/20150621-1/

    米国の大学の学費があまりに高いことが原因のようですが。
    まあ、ドイツ人からするとアジア人は目立つでしょうし、特に最近は難民・移民騒動で
    すっかり米国人、西欧人以外のガイジン=ドイツの高福祉目当てのアジア人みたいな
    偏見が定着しているのは困ったものですねぇ・・・。

    それは数字やデータにも裏付けられていて、英国BBCが毎年行う世界規模の世論調査
    「世界に良い影響を与えている国」とう調査でドイツの結果を眺めると、面白いというか
    はっきりしているというべきか・・。(データは2014年のものですが)

    http://www.globescan.com/images/images/pressreleases/bbc2014_country_ratings/2014_country_rating_poll_bbc_globescan.pdf

    どういうことなのか?というとドイツ人が肯定的な評価をする国というのはすべて、例外なく
    欧米諸国で、否定的な評価をする国はこれまた例外なくアジア・アフリカ諸国で。
    それは見事なまでにきっちりはっきりしています。(他の欧米諸国はドイツほど露骨な結果が
    出てこない)

    この調査をみると、ナチスの極端な人種主義への反省と反動から、難民歓迎、反対はネオナチという姿勢を打ち出している、というより打ち出さざるえないけれども、本音は日本人を含めて
    相当な有色人種嫌いで、ここ最近の移民・難民騒動で、理想を捨てて、その本音を露骨に
    出してくるんじゃないか?と私個人は怯えてます。ドイツ人を本気で怒らすと怖そうですし。

    ちなみに我が日本に関しても、ドイツ人は中国・韓国に次いで日本嫌いが多い・・という結果が
    しっかりと出ていますから、本当に他人事じゃない。
    まあ、ドイツに日本嫌いが多いことはメディアの報道やシュミットやらメルケルやらドイツ政治家の言動を見ていればすぐにわかることではありますが。

    ドイツを悩ます移民・難民問題と日本とか日本人はほとんど関係ないんですけどね。
    最近の日本人ってそもそも外国にあまり出ませんし、第二次大戦前と戦後間もない1950年代の海外移民が多かった時期でも行き先はもっぱらブラジルと米国でドイツに行った日本人なんて本当にわずか、誤差の範囲なんですが。

    現代でも、ドイツ在住の日本人って企業の駐在員か留学生か、結婚相手がドイツ人だった人
    くらいで、いわゆる移民はほとんどいないはずですが。

    といっても、ブログ主のロルちゃん制作の動画をみると一般のドイツ人にはそんなことは「どうでもいい話」みたいで。

    http://www.youtube.com/watch?v=1nbMM6m48so

    結局、ドイツで反移民の動きが活発化すれば、日本人も「寄生虫」扱いでぶん殴られるん
    ですかね(もちろん、教育のあるドイツ人、外国事情に詳しいドイツ人はそんなアホな真似は
    しないでしょうけど)。

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  7. 私もドイツ在住ですが、この状況はかなり変だと思っていました。なぜ誰も反対の声をあげないのか? 不思議でした。しかし民衆扇動罪なるものがあるとは知りませんでした。教えてくれてありがとうございます。だけど我慢できなくなった民衆が放火とかの暴動に訴えるのではなく、ちゃんとした紳士的な解決方法が出て来てほしいと思います。

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  8. https://m.youtube.com/watch?v=shY0HYlKlfE

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  9. https://m.youtube.com/watch?v=DSRcmqwZ034

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