1.FCケルン

僕からこんな情報を流すなんて事を聞いたら誰だって驚くかもしれないが、今日は、普通なら絶対出さないというか、ばらさない分野からの情報をここで流す。
僕の故郷ケルンのサッカークラブ、1.FCケルン、が数日前の試合に勝ったお陰で来シーズンのドイツの第1リーグである「ブンデスリーガ」への昇格を遂げた！

ユーチューブのビデオでも何回か述べた様に、僕は90年代ぐらいからサッカーへの興味を意識的に無くそうとした。商業化し過ぎてきたこのスポーツ界への失望や、応援チームの敗北時の自分の落胆の度合にもうんざりしていたのが背景。

2006年のドイツで行われたサッカー世界選手権の時、ファンだけでなく、国民全体がドイツのチームを熱心に応援することになっていたお陰で、第二次世界大戦以降にあった自国への不信感がようやくまた健全な愛国主義に転じた時に、僕も一時的にはらはらしていた時があった。ただ、それはその時に限ったと思い込んでいたのに、最近のケルンのサッカークラブの絶好調をまたこっそりと見張っていた。

1963年にはドイツの「ブンデスリーガ」が設立された時から1.FCケルンはそのリーグに「加入」していた。それに、この「ブンデスリーガ元年」には早速チャンピオンになった。年十年にもかけて、1.FCケルンがこの第一リーグから絶対第二リーグに降格しないだろうと思われていたが、1998年には初めて、やむを得ずに降りることになった。1963年から一度も降りたことのないクラブは今現在ハンブルグのサッカークラブだけであるが、今シーズンは彼らもかなり危なくて、頑張らないと、初めての降格は決まっちゃいそう。

いずれにせよ、1.FCケルンは1998年以降、5回降格を経て、今回は5回目の昇格になった。僕のサッカーへの関心減少は深かったが、人口からみればドイツ第四の都会、ケルンはドイツの第一サッカーリーグに入っていないというのはずっと不自然だと思っていた。挙句の果て、サッカーも他のスポーツに並んで、文化の一部であり、うまくいけば現地にとって経済的にもかなりの影響を及ぼしている。ということで、ずっと「昇格すればいいのになぁ」と思って、望んでもいた。そして、その願いが数日前、ここ16年にしては5回目（笑）で叶った。

クラブの歴史に関しては次の記事もお読みください（日本のWikipedia）。

シーズンが終わる3週間も前に早めに昇格が決まった、この2014年4月21日の試合で敵側チームを3対1で破ってから、何万人の観客がグラウンドに流れ込んで、1.FCケルンの賛歌を一声に歌った場面を観る時に、少なくても少しぐらいはぞっとしない人はなかなかいないかと思われる。少し感動してもいい？

皆さん、こちらをクリックすることによって、ご自分でも確かめてみて下さい。

この祝いはその後、ケルン市内中に夜中遅くまで続いていた。僕の故郷は「歓喜の海でルンルンに泳いで」いる。エレベーターの様に降格、昇格また降格がやっと終わるといいなぁと思う。やっぱり、元気の方がいいよなぁ。頑張れ、ケルン！

追伸：

ところで、皆さん！今日、4月23日はまた文学の日となっている。398年前の同じ日付に、イギリスのシェークスピアー（ロミオとジュリエット）やスペインのセルバンテス（ドン・キホーテ）が他界したと言われている。ご参考まで・・・