目標達成は簡単そうだからではなく、難しいからこそ追求しよう! 大失敗を恐れない者だけが、偉大な事を成し遂げる。

2014年1月15日水曜日

常識違いの色々、その1

またまた例の、日本の経験の豊富な、ドイツ人の友達の会社の話をしよう。
彼も大手企業に勤めていて、事務仕事をやっている。
それに、たまたま同い年なので、感覚も似ている。
あと、彼も日本にかなり毒されたので、自分の会社内で起きる、日本の常識からあまりにも離れ過ぎている事を、よく僕に吐き出してきてくれる。


社内結婚、社内付き合いの話題は最近久し振りに思い出したらしい。
僕は知っている範囲では、日本の会社内に男女が関係を持つようになったら、それは他の同僚達に知らされることは稀な事である。多くの場合、「結婚の為、退社します」との宣言が、ある女性同僚から出るまで、誰も気が付かない。みんなが「へ~、付き合っていたんだ~」との驚きの声は聞こえるぐらいだ。これだけ、一年以上でもそんな関係を秘密に出来る日本人の恭順ぶりは本当に大したもんだ!多分、世界一にすら至るだろう。特に西洋人にそれを教える時に、「へ~~~」と言われて、なかなか不可思議な反応しか戻ってこない。
社内恋愛関係を全然問題にしないドイツ
ただ、その秘密主義に対しての驚きよりも、西洋人が最も驚くのが何かというと、大体女性の方が退社するということである。その必要性はここの人に先ず通じない。退社しない場合は、えこひいきの危険が生じるとかいう様々な、社内の人間関係をとにかく妨げる力のある状況が起き得るかもしれないと言っても、西洋人に理解してもらわない。

ドイツでもそう。女性が社内結婚でわざわざ退社するのが皆無のこと。大手企業だったら、退社の代わりに違う部署に移ることぐらいは日本であり得るだろうか?ドイツではこれもない!同じ部署、僅2m離れていない所で働いても、付き合い始め、結婚し、結婚式が過ぎても同じ部署で両方とも働き続ける場合は普通!友達の会社にはこういうケースが最近目立ったそうだ。男女二人はお互い好きになった。勤務時間が終わってからの夕方に会うことが充分に出来ても、付き合い始めてから彼の方がしょっちゅう彼女の机にやってきて、ちんちんかもかもし、部分的にこそこそ(それは一番嫌だね)、部分的に割りとオープンに話もしていた。

友達の机は近くにあったから、最初からそのやり取りを目撃していたんだって。「きも~いよそれ!」って彼が僕に文句を言いに来た。だって、確かになぜあいつ等はそれを仕事終わってからに出来ないのって誰だって不思議に思うんじゃないかと彼も僕も思ったんだけど、ドイツ育ちの人にこんな意見をぶつけても、応援の声は聞かない。当然、彼らの上司達もな~にも言わなかった。あと、結婚後も同じ部署で働き続けた。

彼女が数年後、違う仕事をやってみたいと言って、自分の決意で別の部署に変わった。でも、時々、昼休みでやってきて、自分の旦那を含めて、昔の同僚達と一緒にお昼を食べに食堂に行く。その時、数時間前の朝、住まいで別れたばかりなのに、彼女がお昼に部屋に入って来る時に当然旦那とキスをする、マジで・・・、同僚達の目の前で!これって笑っちゃえないかい?
全く、全く・・・
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最後にお断り。
また忙しくなり、手が回らないので、前どこかで宣言した様に、記事を今から少し短く済ませるつもりでいる。特に前回の記事は長過ぎた。ネタはあるので、上記の話を「常識違いの色々、その2」等などで続ける。ご了承下さい・・・。




9 件のコメント:

  1. ドイツって公私のけじめがないの???・

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  2. 最近では、男性側の収入が足りない、又は、女性が仕事をしたい場合に、
    結婚または出産後も仕事を辞めない女性が増えてきています。

    「結婚して寿退社」というのは、20年くらい前までの話であり、これは、
    終身雇用制度がほぼ崩壊して男性が失業する事例が増えたたことと、
    女性が仕事をすることが当たり前になってきている背景があるからです。

    それでも、結婚後に退職して専業主婦になる女性は減ってはいるものの、
    子供ができた場合に、育児休暇をとってから退職する女性はかなりいます。

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  3. roruchan
    言いたいことはわかるし、日本でも、私の会社でもそういう風潮が無いわけではない。
    論文を投稿するのに旧姓のままにしておいた方が良いなんて、訳のわからんこと言うんだけど、どんだけの論文書いてんだよ!このバカ女が。って言いたいですよ。一生の伴侶に選んだ相手の姓より論文の方が大事らしい。やっぱり馬鹿女だよね。こういう日本バカ女増えたんですよ。英語が話せる研究者のバカ女が日本では急増中ですから要注意ですよ。ホントに普通に話しすとお前バカか?って思うんだから。
    これに関しては、ドイツと比較して社員の前でキスしたりはさすがにしないけど、いつの間にか結婚してたって話はざらにあるんですよ。いつ?相手は誰?知らないよーって話は、私の職場でもごく普通にあります。まるで犬の結婚みたいだよ。
    何をそこまで隠蔽する必要があるのかな?って思いますね。きっと、人には話せない何事かがある・・・と疑われたても仕方ないよね。
    しかし、流石に人前でキスしたりはしないですよ。ドイツでは普通なら仕方ない。それについては何も言えません。日本では普通ではありません。
    彼らが日本に住むなら「つべこべ言わずに止めておけ」と言わずにはいられないです。
    変えたくないなら日本には来るなってことでしょうね。
    嫌われますからね。
    ドイツの常識は日本の非常識。日本の常識はドイツでは非常識。お互いの違いを尊重したいところです。

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  4. ロルちゃん
    ロルちゃんのドイツの変てこりんな話題を知るにつけ、ドイツに対する幻滅が増幅して行くんですよ。ドイツの良いことも書いてくれませんか。
    このままじゃ、ドイツ語を勉強する意欲も下降の一途を辿りますよ。
    私だって、毎日たとえ5分でもドイツ語の勉強を欠かさない生活をしてるのに。

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    1. こんにちは。
      東京と大阪と東北と九州四国と沖縄の違いみたいに、ドイツでもベルリンとフランクフルトとミュンヘンとデュッセルドルフとハンブルクとで結構違いがあるもかも。そのあたり、ロルちゃんからお手ほどきしてほしいものです^^

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    2. 日本に対する批判的な意見も聞いてみたいよねえ。参考になるし。
      でも変なヤツが沸いてくるから無理かな。
      アメリカ人だと腹が立つけどフランス人やドイツ人だと興味深い

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  5. ドイツの姿を教えていただいて楽しいです。予定調和(お涙ちょうだい、感動した)のための変造された話は、日本のバカテレビでうんざりです。
    私は、幻滅するどころか、むしろいつもカップルでずっと一緒に居たい気持ちになるドイツや欧州の風土に興味がありますね。たぶん、日本ではまだまだ「男は稼いで、女は家を守る」を教育された世代が大半なのでしょうね。
    実は、日本の会社では、社内恋愛自体がだんだん下火になっている傾向にありますよ。
    理由は2つ
    1.お互いに好きであればともかく、片思いで相手にその気がなければ「セクハラ」「ストーカー」と言われるリスクが高い。しかも職場の皆にそう思われる。日本では真実がどうかよりも同調精神(みんなでカラスは白いと信じよう!)が身に染みているので。
    2.以前は、上司や年配者が男女の間を取り持ったり、紹介したりすることが多かったが、これも「パワハラ」と言われてしまう。

    日本人は先ほどの通り同調圧力で生きているので、今は人前でのキスが汚らわしいと言っている人も、みんながやるようになったら率先してやると思いますね。それを拒む気骨ある人がどのくらいいるか...
    ちなみに、男尊女卑や、男と女とで分業(男女7歳にして席を同じくせず)は、明治時代の富国強兵(西欧から学べ)を取り入れてからですね。当時の欧州は、工業社会で男女分業、男尊女卑社会だったと思います。それまでの日本(江戸)は、ドイツの温泉のような、男女混浴、夜這いなど普通でした(武士か農家か町人かで違いがあるとしても)。日本固有の文化と話す人も、日本の何時の時代から始まったことかに興味がないことが残念です。

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  6. うーむ。日本だとアフターファイブに同僚を誘って、飲み会に行くことをきっかけとして、こっそり(秘密裏)に付き合い始めるのが一般的でしょうね。
    ドイツでは会社で飲み会に行くことがめったにないとロルちゃんの動画(ドイツの労働事情)でも言われていて、社員どうしのカップル(結婚)は少ないと思っていたので、少し意外ですね。

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  7.  想像しただけで 恥ずかしくなってしまいます。   しかし 周りの同僚も上司も容認してるなら、そんな社会が羨ましいです。   秘密にするほうも疲れますから。  日本人も、そんなカップルを笑って見守る度量が欲しいです。  

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