天文学って実に素晴らしい

こんな題名で多くの方々がはきっと長～くて説得力に溢れている記事を期待するかもしれないが、それだけは今できない。唯一できるのが、天文学って素晴らしいということを吐き出し、アピールするだけ。これ以上の資格もないし、天文学と深い関わりを持っている哲学に基づいた、感動させる様な文章も今書けないという心境であるから。従って、今回は絶対短く済ませる！


今夜のうちの周辺の空は晴れ時々曇り。満月に近い今の月相の月は眩しくて、やろうと思えば外で月光の照明だけで新聞が読めると言われている。満月の「せい」で星をろくに観察できないので、天文学者達はその時にあまり外に出ない。

だが、恒星と比べれば我々の地球に割と近い、うちの太陽系の惑星達は、月はいくら眩しくても綺麗に光っている。天文学に興味を持ったことのない方が不思議に思うかもしれないが、何千回見たことのある恒星（違う太陽系の星）は肉眼で見えるのが当たり前だと感じるのに、ず～っと我々に近い金星、火星、土星か木星も肉眼で見えると教えたら、驚かない人はなかなかいない。

今現在の夜空を見たら、月の他に金星や木星はピカピカ綺麗に輝いている。晴れている日、しかもこの知識を持っている人に限って、太陽が沈む前から空で金星が光っているし、太陽が沈んでから2時間ぐらい、空の一番明るい天体として目立っている。光学的な現象によって今月は特に大きく見える他に、地球と太陽の間に位置しているから三日月の様に見える。ところで、金星みたいな惑星を見つけるのが割と簡単。太陽系の中で全ての惑星達が殆ど同じ「円盤」で太陽を周っているので、太陽が最後に空を通ってきた跡を目で左の上方面に追えば、必然的に惑星も発見する。

太陽から三番目の惑星である地球より太陽に近い金星や水星は地球から三日月型に見える

ところで、ある意味では金星はとても不思議な惑星である。他の惑星達は自分が太陽を周っていると同じ方向に自転しているのに、金星はそれに逆らって、自転方向はちょうど逆になっている。そして、逆だからこそ、そのせいで一回転は243日もかかる。だが、太陽を周るのに225日しかからない。一目瞭然の結論は、金星では一日の方が一年よりも遥かに長い。そいうのってあり？はい・・・、宇宙にはそんな事があるよ！

先程、月を少しだけ覗いた。日本ではウサギに見えると言われているが、 ドイツでは「男の人」がいるように言われている。んで、さっき見た時に、一瞬ソ連の独裁者「スターリン」の顔に似ているなぁと思った。

それでも、今夜のハイライトは木星だった。木星には60個以上の衛星があって、そのうち4個は日本でガリレオ衛星として知られている。なぜなら、彼らは約400年前に天才のガリレオ・ガリレイによって発見されたから。あの4個の内3個は地球の月より大きくて、内2個は惑星の水星と同じ位かより大きいか、とにかく結構でっかい天体であるお陰で、通常の双眼鏡ですら観察することができる。僕は今夜木星自身の他にその二つのガリレオ衛星を覗いてきた。

木星とそのガリレオ衛星達

それらはうちからやく6億キロメートルっも離れている。天文学的な規模で言えば何もない距離。実にな～にもないが、ゆっくりと自分の家から観察できるなんて素晴らしい、ほんとに・・・


続く・・・