眠くなるグループに並んで、腹を立てて苛々する人もいる。インターネットで活動しているドイツのロルちゃんはそのグループに属しているかもしれない。一体どうしてだ?店員が物を売ってくれないのか。品切れが多くて物が手に入らないのか。玉子がみんな割れていて、箱がべたべたになっているのか。果物や野菜がしなって腐っているのか。それともスーパーの玄関の前に物乞いが大勢いて、スーパーに入るのが鬱陶しいのか。逆に、値段が益々上がるから、同じ金額を使っても買った量がドンドン減っていくのか。
いいえ、ご察知の通り、それぞれの理由はときたまあっても、また別に「苛々できる」事柄が残っている。こないだここのブログで日本の電器屋のうるささに関して記事を書いた。入ったらうるさくて長居は出来ないとのことだった。あと、先日ドイツの電器屋に入ったら、とてもじゃないけど、日本と違って屁をこく場合ではなかったよ。ドイツはシーンとしているからすぐにばれちゃうということね。
ドイツのスーパーの八百屋の部署の典型例 |
心理学、「市場心理学」の根本的な知識になっているはず。お客さんが気持ちよく、前向きな姿勢しかも「飛躍的」に買い物をする為には、色んなマーケティング手段がある。そんな購入奨励措置の他に、本場で流れている音楽は一つの大事な素材となっている。アップテンポ、積極的な心境をもたらす音楽なら売り上げが増える。お客さんがより長居するお陰で買い物の量も増加する。売り上げが上がる。利益も拡張する。それは一目瞭然なんじゃないのかな。
しかしドイツのスーパーで流れている音楽はそれらの反応を起こさない。少なくても僕には。一番最悪な例は「バリー・マニロウ」の「「哀しみのマンディ」」。それに「セリーヌ・ディオン」のタイタニックのタイトルソングの「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」。あと気になるのが全て50年代のロックアンドロールの歌や60年代のビートルズの曲。それらの中で野幾つかは何百回聞いたことあるというのがスーパーのせいにしてはいけないが、何が悲しくて2015年にはあんなつまらない歌を買い物中に強制的に聴かされる訳?僕は聴いてて実に機嫌が悪くなり、「次に何を買おうかな」と思わずに、代わりに「どうやってスーパーを一刻も速く後にできるか」という考えに切り替わっちゃう。なぜ最近の楽しい歌は流れないか、理解できない。当然スーパーの売り上げはこれで減る・・・。なぜあいつらがそんな簡単な事も分からないのか。頭を横に振るしか余地が無い・・・
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ドイツ人は大方騒音がお好きでないようですね。さすが秩序を何よりも愛する国民性です。
返信削除東アジアの人間はどうしても環境音を存在して然るべしとみなしてしまうので、そこは相反します。
ベートヴェンやブラームスの曲でも適当に流したら気持ちよく買い物できるかもしれませんね。
わかる、わかる!
返信削除日本のクリスマスの時期に、毎年毎年、とある人気歌手(?)の同じ曲ばかり、どこの店でも流して、本当に嫌になりますよ。
ちなみに、日本のデパートの多くでは、その心理学を利用してか、お店の売上目標にあと少しで行く時は、店内にプロレスリングの入場曲や映画「ロッキー」を流します^^お客を煽るのかな? あと、雨が降ってきたことを屋内の店員に知らせる合図の音楽(当然、雨にちなんだ曲)をそれとなく流す、なんてこともありますね。
ロルちゃんは、某大手電器店でのドイツ語のアナウンス、聞きましたか?
10数年前、僕の家の近くのコンビニでの話。アルバイトの従業員がヘビメタ好きだったらしく、夜(といっても20時くらいか)にそのコンビニに行くといつもUsenのヘビメタが流れていた。自分はヘビメタ好きなのでよかったが、他のお客さんには受けがわるかったのか、そのコンビニは潰れてしまった。合掌。
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