日常茶飯事でさ

皆さん、分かりますか？
いや、多分分かり得ないだろう。日本ではこんなニュースは一々報道されないし、されても、遠い外国の事だから、ふ～むと言い、溜息をつき、大体の方は事件を速く後にする。まぁ、そうだね、僕もそう思う。当分の間、日本にはイスラム関連のテロは起きないと思うね。ラッキーだね、日本は。でも、ヨーロッパは違う。最近の多発は著しい・・・


ここではもう数十年も前から、殆ど毎日の様に中近東の紛争やテロー事件の報道が流れている。だから実は誰も気にしていられなくなった。60年代からイスラエルとパレスチナはメーンだったが、ここ25年ぐらいではイラク、イラン、パキスタン、アフガニスタン、シリア等々。そして、2001年以降、西洋もやられている。殆ど欧州各国に次いで、去年からフランスも少なくも３回大テロ事件で悩んでいた。つい去年の11月、数人のテロリストがフランスのパリで130人以上、奴らに何の繋がりもない、しかも憎げのない人達を残酷に殺した。覚えていますか、皆さん。それとも昔過ぎて、覚えていない？なら分からない訳でもない、多すぎるからね。先週、フランスの国家記念日の祭りの際、ニースでトラックに乗っている気違いが84人を轢いて殺して、数百人の人を大怪我させた。死者の中には子供も少なからず入っていた。

今週まではドイツ人は思った。隣国みたいな大きな事件は今までなかったね、ということ。但し、今週でこれも終わった。４日前に南ドイツのある電車の中で、17歳でアフガニスタンから逃げたと装っていた、パキスタン人が斧を振り回して、４人、香港から来た観光客に怪我をさせた。その２日後の一昨日、ミュンヘンのマクドナルドのある支店ではイラン系の人は拳銃で９人を無差別に殺した。昨日、ハンブルグの近くの電車に乗った、またあっち系の野郎がでかいナイフを振り回して、乗客を襲った。そして今日、ロイトリンゲン市のバスの停留所で、シリアの難民とバス停でバスを待っていた普通の妊婦が喧嘩することになった（どうやって、一体？）。ドイツに来てから既に前科を積んだあの難民がその喧嘩でマチェテを出し、女性を殺した。でもそれだけで無論足りない。あの刃物で周りあと何人かに怪我をさせた。こんな事件なんて、まるで日常茶飯事になりつつある。

犯人がこんなマチェテを使ったと思われる。
このテロ事件のニュースの真上に、アマゾンドイツのマチェテの売り込み宣伝もあった。
ちょっとあまりにも無神経過ぎると思わない？

最近、こういった様な事件が増えるし、世界中あっちこっち予想外の出来事または状況が生じる。イギリスのEU離脱、アメリカのトランプ立候補（勝ったら笑っちゃう・・・）、日本での安倍政権の日本国民に対しての事実上の人権制限、中国の更なる強硬たる南シナ海での振る舞い、あとトルコでのエルドワン、いわゆる「大統領」による民主主義破棄政策。そのいわゆる「大統領」についてここでまた別の機会で記事を書こうとずっと前から思っている。奴は、この間のリトル・クーデタのずっと前から、「大統領侮辱」の疑いで、トルコだけで2000人以上のジャーナリスト、ブロガー、あと一般人に裁判を起こした。そこで大事なのは「侮辱」という事。「大統領の態度は非民主主義的だ」と言う人はすぐに侮辱犯で告訴される。「大統領は　IS　から石油を買って、代わりに武器を売っているんじゃない」と証明したジャーナリストも早速逮捕、あと勤務禁止。そして、ドイツも今年、奴との直接な出来事があった。３月頃にはドイツのコメディアンはそいつについて先ずは面白い歌を、後、詩文も作った。奴はそれを聞いて、トルコからそのコメディアンを「侮辱行為」で告訴した。まあ、本当にこれについてまた別個に報告するつもり。

あっ、一つ言うのを忘れた。トルコでクーデタが未遂で終わった後のここ10日間だけで、気違い「大統領」が国中何十万人（！！！）を逮捕させ（クーデタと絡んだ疑いで、ただ、証拠はこんな早く見つける訳？前からリストが整っていたと思われる）、2000か所以上の大学、学校、インスティチュート、機関を閉鎖させた。これでトルコ社会にクーデタよりもずっと徹底的な打撃を与えた。それを見て、スタンダード&プアーズという信用格付会社（レーティング・エージェンシー）はトルコの経済力レーティングをBBBから一段、BBに下げた。エルドワン「大統領」はそれを聞いて、何を言ったと思います、皆さん？当ててみてください！
はっはっはー、よし！言うまでもない、無論、「スタンダード&プアーズはトルコ国民を侮辱した」又は「スタンダード&プアーズはトルコ文化に対して宿怨を晴らした」、うわっはっはっははー。コメディアンかよー、奴は・・・。こんな白痴リーダーは他にあと北朝鮮にしかいないだろう。

正に上記のトルコの百鬼夜行的な動き、プラステロ事件の多発に覆われて、超忙しいせいもあるが、記事を書くことを少し怠っている、確かに。どこから説明を始めればいいか、皆さんはどれだけご興味があるのか、僕という者がここで自分の意見を吐き出しても一体全体何ら効果があるのか、みんな不明なので、少しだけ、まあ、やけくそにはまだなっていないが、世界の今の状況にかなり幻滅しているとは言えるだろう。昔、冷戦時代の時、な～んて分かりやすかったんだなぁ・・・。両側の核兵器は脅威的にお互いを指して、第三世界はじっとし、我々、日本とその他、西側諸国(笑)が静かで勤勉にビジネスを行い、住民がそれなりの生活を送った。んで、今は？どこから次の球がやって来るかが分からない。ちょっと大げさだけど、今の世界情勢を見て、誰だって「世界が完璧に狂っちゃいつつある」という印象を受けないでいられないだろう。どうすればいい。ドイツは、内陸だから、日本みたいに引きこもれないからね・・・。また報告しよう。

ところで、ドイツへ移住又は旅行を考えている方がいれば、こう思ってください。ヨーロッパでテロ事件に巻き込まれる可能性は未だにまだまだ、交通事故で死ぬ（！）可能性の何千分の一にも過ぎない。センセーショナルな報道を聞いても、遠慮なくいらっしゃい。ねっ？